静岡県知事選にリニア水問題を引き継げる第3の候補(鈴木康友、大村慎一以外)を出す意味とは
大村慎一と鈴木康友の一騎討ちと見られた静岡県知事選にリニア水問題を引き継ぐ第3の候補が複数出てくる可能性が報じられている。全県的な選挙であり、候補者が組織力を補う知名度や弁術を持っていなければ当選は困難だが、それでも出す意味とは何なのか。それはもちろん、リニアの水問題である。マスコミ報道の影響もあって多くの人(特に大井川流域外)に「田代ダム案」と呼ばれる水補填案でリニア水問題は解決したと思われており、しかも大村慎一と鈴木康友両者とも水問題の本質に触れようともせずに「リニア推進」を口にしているからだ。しかし「田代ダム案」はあくまで工事期間中の導水路からの流出分の補填案でしかなく、流域で懸念されている水問題の本質は、工事によってこれまでの水の流れが変わることによる工事後も永続的に失われることとなる水の県外流出...静岡県知事選にリニア水問題を引き継げる第3の候補(鈴木康友、大村慎一以外)を出す意味とは