東西両横綱
かたや、北のぉ湖 こなた、輪ぁ島 そんなふうに呼び出されていたように思う。ふてぶてしいほどにどっしりとしていた北の湖と闘志が体から溢れていた輪島関、そんな東西両横綱の立ち合いは子供心にも観ていて楽しかった。 巨人が九連覇を果たしたのはチーム力だろうがやはり長嶋と王という二人が切磋琢磨して球団の原動力になっていたからだろう。初めて後楽園球場に行ったのは小学校3年か4年かは定かでないが、二人を見たときはやはり興奮した。相手は伝統の一戦と言われた阪神だったか。球場は歓声で揺れた。そんなふうに業界が盛り上がるにはこのような例を挙げるまでもなく互いを刺激し合うニ者が居ることだろう。 朝の空気は未だ凛とし…
2025/04/11 00:03